10月29日、代表による講演「AI時代におけるエンジニア」が行われました。
AIがコードを書く時代に、エンジニアは何で勝負するのか。代表の答えははっきりしていました。エンジニアとは、システムの力で不可能を可能にする存在だということです。
腕のいい大工でも、設計が悪ければ家は傾く
代表はまず、家づくりにたとえて話を始めました。
プログラマーは、設計図どおりに家を建てる大工です。けれど、どれほど腕のいい大工でも、設計が悪ければビー玉が転がる家しか建ちません。
プログラミングを学ぶことは、のみの使い方や木の切り方を覚えることにあたります。それは出発点にすぎません。その先にある**「何を、どう建てるか」を描ける人になれ**と、代表はエンジニアに求めました。
AI時代のエンジニアに必要な力 ── AIに書けないものを、人が描く
代表自身、AIを使った業務の創出や改善に取り組んでいます。だからこそ「プログラマーの仕事の一部はAIに置き換わる」と言い切ります。
それでも、学んだことが無駄になるわけではありません。仕組みを理解している人だけが、AIを本当に使いこなせるからです。
そしてAIにまだ難しいのが、細部への気づきです。
- このボタンをどこに置けば、押してもらえるか
- この入力欄をどう並べれば、迷わず入力できるか
**使われる前から、使う人の姿を思い描く。**その想像力こそが、エンジニアの武器だと代表は語りました。
不便の中に、次のサービスが眠っている
代表の目は、いつも身近な不便に向いています。
Excelでの出退勤管理が面倒なら、**GPSで職場への到着を検知して自動で打刻すればいい。**決められたやり方をそのままシステムにするのではなく、「もっと楽にできないか」を細部まで突き詰めます。
挑戦の原点
この視点は、創業のころから変わっていません。
財布がポイントカードで膨らんでいくのを見て、代表はポイントカードのデジタル化を構想しました。楽天ポイントなどが広まるより、ずっと前のことです。2000年ごろには、新しいサービスの構想を胸にアメリカへ渡りました。
どれも形にはなりませんでした。それでも代表は、その挑戦を隠さず語ります。
「もう出尽くした」は思い込み
代表が例に挙げたのはAmazonです。当時のAmazonは本しか売っていませんでした。「買いに行く手間なく、ワンクリックで手に入れたい」という願いに応えたことで、世界的な企業へと成長しました。
サービスがあふれているように見える今も、満たされていない需要と、新しい技術で初めて実現できるサービスは必ず残っています。
技術が進めば、できることが変わる
GPSの精度は1〜3メートルから8センチ、さらに1センチへと向上すると言われています。そうなれば農業やトラクターの運用にも新しい仕組みが生まれるかもしれません。技術の進歩は、そのまま次のチャンスになります。
夢を語り、足元を固める
ただし、代表は夢だけを語る人ではありません。
夢だけでは、会社も生活も続かない。だから足元の売上をしっかり立てる。そのうえで未来を描く。
仲間と切磋琢磨しながら、アイデアを形にしていく。代表はそう締めくくりました。
まとめ:AI時代のエンジニアが磨くべき4つの力
- コードを書く力の先にある、設計とプロジェクトを動かす力
- 身近な業務を観察し、不便を見つけて改善案を描く力
- 画面の細部まで、使う人の目線で考え抜く力
- 仲間と構想を練り、事業として成り立つ形で実現する力
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