「人を育てる側」だった自分が、いちばん育っていた話 ITソリューション事業部 課長 新実

こんにちは。
日本開発株式会社 IT事業部の新実です。

今週のブログ担当が回ってきたので、今日は少しだけ個人的な話を書かせてください。

今回のテーマは、「自分の成長」です。

自分の成長を自分で語るのは、正直少し気恥ずかしいのですが、日本開発が大切にしている「人財創造」という言葉を改めて考えているうちに、書いてみたくなりました。

「人財創造」と聞くと、どうしても「誰かを育てること」をイメージします。

しかし、入社してからの自分を振り返ってみると、いちばん育ててもらったのは、育てる側にいたはずの自分だったのかもしれません。

今回は、そんな自分自身の成長について書いてみたいと思います。

目次

目次

・入社した頃の自分
・「育てる側」に回って気づいたこと
・任される範囲が広がって
・「人財創造」は自分にも起きていた

入社した頃の自分

正直に書くと、入社した頃の自分は、視野がとても狭かったと思います。

目の前に置かれた仕事を、とにかく落とさないようにこなす。

自分の担当範囲の中で、自分ができることを増やしていく。

それ自体は、決して悪いことではありません。

ただ、今振り返ると、当時見えていたのは「自分の手が届く範囲」だけでした。

会社全体がどのように動いているのか。

自分の仕事が、誰のどのような役に立っているのか。

そこまで意識を向けることができていなかったと思います。

人に何かを頼まれたときも、「なぜそれが必要なのか」より、「どうやってやるか」ばかりを考えていました。

プレイヤーとして動くことはできても、一歩引いて全体を見るという感覚は、まだ持っていませんでした。

「育てる側」に回って気づいたこと

自分にとって大きな転機となったのは、人の育成や成長のサポートに関わるようになったことです。

自分の作業をこなすことと、人が伸びていくことを支えるのとでは、難しさの種類がまったく違います。

相手のためになる言葉をかけたいと思っても、自分の中に整理された「軸」がなければ、当たり障りのないことしか言えません。

また、相手は一人ひとり、性格も置かれている状況も違います。

同じ励ましの言葉が、ある人には響いても、別の人にはまったく届かないこともあります。

人に向き合うということは、こんなにも難しいことなのか。

育成に関わる中で、それを何度も痛感しました。

ただ、関わり続けるうちに、一つ気づいたことがあります。

人の成長に本気で向き合おうとすると、自分の考えが、嫌でも言語化されていくということです。

「なぜ、成長できる人と、そうでない人がいるのか」

「どのような環境があれば、人は伸びていくのか」

相手のために考えていたはずの問いが、いつの間にか自分自身にも返ってきます。

人に「一歩踏み出そう」と伝えるためには、まず自分が、その言葉の意味を理解していなければいけません。

教えることは、いちばん深く学ぶことでもある。

よく言われる言葉ですが、これは本当だと思いました。

そして、もう一つ痛感したことがあります。

人の意識や前向きさに働きかけようとするのであれば、まず自分自身の姿勢が問われるということです。

相手を本気で前に進めようとするほど、自分の言葉の軽さや、仕事に対する詰めの甘さが、はっきりと見えてきます。

人にマインドの話をするのであれば、自分がいちばんそれを体現していなければ、言葉は届きません。

だからこそ、人を育てようと向き合う時間は、そのまま自分自身を鍛え直す時間でもありました。

人の成長を願って関わってきたつもりが、その過程で、自分の考えが整理され、視野が広がっていく。

育てる側にいたはずの自分が、実は一番育てられていた。

これが、この数年で得た、最も大きな気づきでした。

任される範囲が広がって

もう一つ、自分を変えてくれたのは、任せてもらえる範囲が少しずつ広がっていったことです。

最初は、IT派遣事業のことだけを見ていました。

それが、総務まわりの運用を整理したり、製造派遣の状況に関わったりと、気づけば自分の担当は、事業や部門をまたいで広がっていきました。

新しい領域に足を踏み入れることは、毎回こわいものです。

分からないことばかりで、「自分がやってもいいのだろうか」と不安になることもあります。

実際、最初はうまくいかないことの方が多くありました。

ただ、複数の事業や部門を横から見るようになったことで、少しずつ見える景色が変わってきました。

それまで「点」として見ていた一つひとつの仕事が、

「この部署のこの動きは、あちらの仕事につながっている」

というように、線でつながって見えるようになったのです。

会社という一つの大きな仕組みの中で、自分の仕事がどこに位置しているのか。

その解像度が、確実に上がっていきました。

任される範囲が広がることは、負担が増えることでもあります。

しかし、それ以上に、視野が広がり、判断するための材料が増えていく感覚がありました。

任せてもらえたからこそ、見えるようになった景色がある。

今は、そう思っています。

「人財創造」は自分にも起きていた

こうして振り返ると、日本開発が掲げる「人財創造」は、決して「誰かが誰かを育てる」という一方通行のものではないのだと感じます。

人を育てようと向き合えば、自分の考えが磨かれる。

任された仕事に踏み出せば、自分の視野が広がる。

人を育てる場に身を置くこと自体が、実は、自分を育てる場に身を置くことでもあります。

育てる側と育てられる側は、きっと、きれいに分けられるものではありません。

入社した頃の、目の前のことだけを見ていた自分と比べると、少しは会社全体を見て、人に向き合えるようになったのではないかと思います。

もちろん、まだまだ足りないところばかりです。

それでも、「自分も、ちゃんと育ってこられた」と、今なら少し胸を張って言えます。

そして何より、そう思わせてくれたのは、日々真剣に向き合ってくれるエンジニアのみんなであり、新しい仕事を任せてくれた会社であり、フラットに付き合ってくれる同僚たちです。

人が人を育て、その人が、また誰かを育てていく。

人財創造とは、そうした成長の連鎖のことなのかもしれません。

まだ道の途中ですが、これからも、「育てる側で、いちばん育つ」を続けていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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